2020年、オリンピックイヤーの年ですが、新型コロナウイルスによって、ただ今、世界中が混乱の渦の中にあります。我々QLCLEもその例外ではなく、相次ぐイベントのキャンセルにより、出番を失っている状態です。人々を集め、楽しんで頂くことを主軸にした私たちの仕事は、安心で安全な社会あってのことなんだと、改めて感じています。
私たちのカンパニー、QLCLE(クルクル)は、2008年7月11日iPhone 3Gの日本発売をきっかけに始まりました。
当時は、アップルが作る携帯電話にさほど興味は無かったのですが、発売と同時にApp Storeが開始され、そこで、アプリを開発して自由に売ることが出来るという情報を知ります。
自分たちの作ったアプリを簡単に売ることが出来る!
その話は、俄然興味をそそる内容で、早速、仲間とアプリを作ってみようと言うことになり、Appleの開発登録をしてアプリの開発始めます。それは、2012年まで続いて、10個近くのアプリをリーリースしました。
電子書籍アプリの「孤独のグルメ」任意のセリフをボタン1個で、Twitterに、投稿出来る機能を作りました。東京の地下鉄の構内と車両がわかる「Tokyo Subway Guide」これは、App Store の有料総合ランキング5位になりました。
アプリの開発を続けるにあたって、画面を直接触るスマートフォンのインターフェースを、それぞれの開発するアプリに対して、インターフェースをどう使うか、悩みどころと面白さがありました。
カメラマンを本業とする私は、やがて、このスマートフォンの中で、写真を直接触る感覚を持たせる事が出来ないか?また、そのためには触れる素材となる写真を撮影出来ないか?を考えるようになり、実現するためにQLQLの開発を始めることになりました。
そして、開発の過程の中で、エンジニアの田原義章、スチールカメラマンの寺川真嗣によって、株式会社QLCLEが誕生したわけです。
ビジュアルクリエイティブの世界の中で、写真は、カメラと言うテクノロジーを駆使するのに比べ、作業はかなりアナログです。
それは、写真は個人作業の制作が多いため、テクノロジーによる効率化や、新しい表現を実現化するのは、開発コストとメリットが折り合わないため中々難しい状況があります。
そこで、我々はコンピューティングと映像表現をもっと、身近にそしてコストを落とし込み、より多くの人がカジュアルに使える技術の開発努力をしています。
社名の、QLCLEは、無理矢理ですが、クルクルと呼びます。QLはクール(格好いい)というスラング。CLEは、フランス語の鍵の意味です。ふたつ合わせて、クールな鍵という意味です。それは、私たちの作ったものが、人々の生活にちょっとイカした便利なものとして、使われるのを願ってのことです。
そして、今はまさに、人々を、ビジュアルを使って応援、元気付けることが出来るテクノロジーを開発するのが使命だと思っています。
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