top of page
Record of effort
新情報をまとめてお伝えします。


交差点がある限り、写真館はなくならない。米軍基地で気づいた「写真館」の本質
1. フェンスの向こう側にある「流動する街」 神奈川県の大和市と綾瀬市にまたがる、厚木航空基地。 ここは米海軍(U.S. Navy)と海上自衛隊(JMSDF)が滑走路と敷地を共同で使用する、国内でも数少ない日米共用の基地です。 一歩フェンスの中に入ると、そこには独自の生態系を持つ一つの街が広がっています。 任務を終えた迷彩服姿のアメリカ海軍の兵士と、端正な制服に身を包んだ海上自衛隊員がすれ違いざまに会釈を交わす。PX(購買部)やカフェテリアには、基地内で働く多くの日本人従業員や、隊員の家族たちの日常があります。 そして何より特徴的なのは、この街が強烈な「流動性」の上に成り立っていることです。 米軍の軍人やその家族たちは、数年ごとのローテーションで世界各地から厚木へと着任(Check-in)し、任期を終えればまた別の国や本国へと帰任(Check-out)していきます。海上自衛隊の隊員たちもまた、定期的な異動や遠洋航海で全国の基地を行き来する。 出会いと別れ、着任と帰任。 国籍も文化的背景も異なる人々が、人生のほんの数年間だけ同じ敷地で肩を並べて働き
寺川真嗣
6 日前


「サービスを停止してください」「いや、普段から停止しています」
PHP脆弱性騒動から考える、Webサービスと個人情報のあたらしい関係 2026年10月、Webシステムで広く使われているPHPの脆弱性が公表され、多くのサービス運営者が緊急対応に追われました。 私たちが10年以上運営している写真配信サービス「SPIXD」も、基盤にPHPを利用しています。そんな折、ある取引先から連絡をいただきました。 「安全が確認できるまで、サービスを停止してはどうでしょうか」 もっともなご提案です。ただ、私は少し返答に詰まってしまいました。 「いや、うちのサービス、普段から停止しているんですけど……」 冗談のようですが、本当の話です。このやり取りをきっかけに、私はWebサービスとセキュリティ、そして個人情報のあり方について深く考えることになりました。 食べログに載らない小料理屋 SPIXDは、イベント会場で撮影した写真を、その場で発行したQRコード経由で参加者のスマートフォンに届けるサービスです。 一般的なWebサービスは「24時間365日オープン」が当たり前です。検索エンジンにインデックスされ、世界中からいつでもアクセスできる
寺川真嗣
10月24日


カメラは「現実に向き合う装置」であり続けられるか
クリエイティブとは何か、という問いをよく考えます。 AIが音楽を作り、絵画を描き、小説を書く時代になりました。「クリエイティブな仕事だけは人間に残る」という言い方を、もう誰もしなくなっています。AIは創造的な領域にも当たり前に踏み込んできました。 では、クリエイティブの本質はどこにあるのか。 一つの答えがあります。クリエイティブとは、生きることそのものではないか。 特別な才能を持つ人だけが行う行為ではなく、生まれて死ぬまでの重厚なストーリーを紡ぎ出すこと。ただ生きることが、すでにクリエイティブなのです。 AIはそれらしいものを生成できます。でも、中身に「現実」は入っていません。 カメラの発明:クリエイティブを民主化した装置 カメラが発明されたとき、それは革命でした。 それまで現実の光景を残すには、絵を描く技術が必要でした。 技術を持たない人は、目の前の美しい景色を、記憶にだけ頼って持ち帰るしかなかった。 カメラはその壁を取り払い、シャッターを押せば誰でも、今この瞬間の光景を切り取れる。 カメラの発明とは、クリエイティブの自動機械でした。...
寺川真嗣
10月22日
bottom of page
